平成29年4月をもって、個人事業である「近藤誠司法書士事務所」から「司法書士法人アコード」に法人化させていただきました。
司法書士法人は、司法書士法で認められる特殊な法人形態で、全国でも500、東京都でも250法人ほどしか存在しません。
特殊な法人ではありますが、個人事務所よりも優れた点が数多くあります。

１．個人事業の場合には、司法書士の都合がつかない、病気になった、旅行に行っている、といった場合には迅速な対応が出来ません。これに対して法人であれば、法人に所属する司法書士が対応することが出来ます。
２．また、司法書士が亡くなってしまったり廃業してしまったような場合には、事務所がなくなってしまうわけですが、法人の場合にはそのようなことはありません。
３．一人ひとりの司法書士の得意分野やノウハウを、法人として組織的に共有して行くことが出来ます。
４．そもそも、司法書士は他人に雇われてはいけないというルールがあって、勤務司法書士の場合にはここが曖昧なのですが、司法書士法人の場合には立場が明確になります。
このように、圧倒的に個人事務所よりも司法書士法人の方が対応力があると思います。

アコードという法人名ですが、もちろんホンダのクルマが世界的に有名ですが、英語のACCORDの「和音、調和」という意味が、司法書士の業務にぴったりだと考えたからです。
わたしたちの仕事には紛争解決という役割もありますが、多くの業務は関係者を円滑に調整して取引をすすめることや、事前に紛争を防止する予防法務的な役割が求められているからです。
覚えやすいですし、我ながらうまい法人名を見つけてきたなあと自画自賛しています。
今後とも是非、司法書士法人アコードをご愛顧下さいますようお願い申し上げます。